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[講演会]★(当館学芸員)「岩船修三展/水辺のものがたり展 ギャラリーツアー」

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(瀬戸英樹 『海峡からの潮風(かぜ)立待岬』、2013年、北海道立函館美術館)

★(当館学芸員)「岩船修三展/水辺のものがたり展 ギャラリーツアー」
 北海道立函館美術館、2019年3月9日(土)、23日(土)、30日(土) 14:00

 函館生まれの洋画家・岩船修三の生誕110年を記念し、当館のコレクションによりその画業を回顧します。また、ゆたかな水に恵まれた道南の景観を描いた作品をはじめ、「水」をモティーフとする作品をご紹介します。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立函館美術館さま(HP)よりお借りしました。

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[建築物]★生駒ビルヂング(大阪市)

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(生駒ビルヂング。1930年(昭和5年)建築。大大阪時代を象徴する近代建築です)

★生駒ビルヂング(=生駒時計店、大阪市)
(WEBサイト→)https://www.t4bk.com/history.html(生駒ビルヂング公式HP)

 地下鉄堺筋線、または京阪電鉄北浜駅から徒歩2分。野村ビルを過ぎて平野町通りとまじわる交差点の角地に建つ時計塔を持った重厚な建物が、今回紹介する「生駒ビルヂング」本社ビルです。レトロなビルが並ぶこの周辺の中でも、ひときわ目を引く存在であると同時に、大大阪時代を代表する近代名建築のひとつでもあります。
 鉄筋コンクリート造りで、地上5階、地下1階。時計塔が一部6階部分となっています。1930年(昭和5年)の建築で、設計は堺筋難波橋や柴島浄水場などを手掛けた大阪建築界の重鎮、宗 兵蔵。原案は大倉三郎、実施設計は脇永一雄(宗建築事務所)。施工は大林組。外壁にスクラッチタイル(手掻きの縦じま模様のタイル)、屋上周りの装飾と各階の窓の上下のラインにはテラコッタ(素焼きの陶片)を用いたアールデコ様式の中層商業ビルです。屋上の時計塔と出窓(3-5階部分)、丸窓(2階部分)が、巨大な振り子時計のデザインになっています。窓の上下に縁をとり水平線を強調しつつ、バルコニーや出窓のデザインも秀逸で、時代の特徴がよく表れています。現在は、外部・内部とも改修され、コンシェルジュ・オフィスとなっており、映画やCMの撮影にも使われているそうです。営業時間内であれば、内部見学も可能だそうです。登録有形文化財。

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(装飾板上部に置かれた「駒型に生」の商標マークが心憎い)

 東北側ファザードの屋上から3階にかけて縦に取り付けられた装飾板(彫刻風である)は、ビルを特徴づける装飾として当ビルの趣きを一層深いものにしていますが、その設置意図はわかっていないようです。その最上部に取り付けられた「駒型に生」の商標マークは、戦時中に同地金供出のため取り外されたままになっていましたが、1983年(昭和58年)の改修に当たり復元されたもので、縦55cm、横43cmのものです。

 生駒商店の発祥は定かではありませんが、一説によると、元来は袋物や小物の取引を江戸時代後半から始めたらしく、その後1870年(明治3年)に、大阪屋権八という人物が生駒商店を引き継ぎ、「大権堂・生駒商店」として、中央区今橋(現在の淀屋橋筋西側)に移して開店したのが始まりのようです。店舗は、昭和初期の御堂筋・淀屋橋筋の拡張に伴って、現在の北浜(堺筋平野町西南角)に再度移転し、1930年(昭和5年)に当時の金額で15万円をかけて「生駒ビルヂング」の建設を行いました。1945年(昭和20年)3月の大阪大空襲により、周辺は焦土となりましたが、当ブルは堅牢なコンクリート壁と各開口部の防火扉が機能して、戦災を免れたそうです。その後、1983年(昭和58年)に外壁のテラコッタの一部が落下したことを契機に、外壁剥離防止および鉄製窓枠をすべてアルミサッシに替える大改修を行っています。平成7年の阪神淡路大震災の際も、隣接するビルの大半が破損する中、直径6寸5分の松丸太を493本基礎杭として打ち込んだ工法のおかげで、ほとんど被害がなく現在に至っています。

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(入口上部およびショーウィンドウ上部に置かれた御影石の「鷹」の彫刻)

 入口上部の2か所とショーウィンドウ上部の5か所、計7か所に置かれた御影石の「鷹」の彫刻は、設計段階では「フクロウ」であったそうです。しかし、欧米では知恵の象徴と「フクロウ」も、往時の日本では夜の鳥として暗いイメージが先行していたため、「鷲」に変更されたと伝えられてきました。最近になって「フクロウ」のデザインの入った設計図が発見され、当時の言い伝えが裏付けられています。入口正面のイタリア産大理石を使った階段やステンドグラスも素晴らしいです。

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(建物の価値をより一層高めてくれている「時計塔」)
 
 屋上の時計塔を堺筋側から見上げると、5階から3階にかけて縦に長く出窓が配置されており、その下の2階部分に丸窓が置かれています。これは、時計の振り子をデザインしたものだそうです。しかし最近は街路樹が繁茂していることが多く、冬季落葉時に交差点東北角から眺めないとよく判別できないらしいです(しかし訪問時は、街路樹は切り払われたようでしたが、どうなのでしょうね)。

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(映画やCMの撮影に使われるほか、コンシェルジュルームとしても使われています)

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。

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[特別展]★北海道のアール・ブリュット こころとこころの交差点展

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★北海道のアール・ブリュット こころとこころの交差点展
 北海道立帯広美術館、2019年2月21日(木)-3月31日(日)

 「北海道アール・ブリュットネットワーク協議会」が調査・発掘した作家の作品の数々を、道内に在住する現代アートの作家たちが捉えなおし、その独自の視点から、「生の芸術」の新たな可能性を探ります。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立帯広美術館さま(HP)よりお借りしました。

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[版画展]★パブロ・ピカソ 版画展

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★パブロ・ピカソと、20世紀巨匠作家版画展
 札幌三越、2019年3月19日(火)-3月25日(月)

 20世紀最大の芸術家、パブロ・ピカソ(1881年-1927年)。近代美術において、造形革命を起こし、絵画彫刻、陶芸など様ざまなジャンルで功績を残し、常に時代の先頭を走り続けました。その生涯において制作された作品は、版画だけでも2000点近くと言われています。本展では、版画と陶芸を中心に、ミロ、ダリなど同時代に活躍したスペイン出身の作家たちのほか、シャガール、フジタなど、世界の巨匠たちの版画も展示いたします。

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[建築物]★大阪証券取引所ビルディング 旧市場館(大阪取引所、大阪市)

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(大阪取引所。昭和10年(1935年)の竣工。円筒状の迫力ある白壁の外観)

★大阪証券取引所ビルディング 旧市場館(大阪取引所、大阪市)
 難波橋(=ライオン橋)の南東側に建つレトロな建物です。かつては「大阪証券取引所」と呼ばれていましたが、現在では「大阪取引所」に名称が変更されています。円筒状の堂々たる白壁の外観と、ステンドグラスが美しい玄関ロビーが特徴的です。竣工は、昭和10年(1935年)、設計は住友工作部(長谷部竹腰建築事務所、長谷部鋭吉、竹腰健三、高橋英治)。平成14年(2004年)に全面改修。辰巳金吾設計の赤レンガ製旧館(1911年、大阪北浜)が築後わずか20年ほどで手狭となり、建て替えられました。

 取引所の起源は、江戸時代初期に遡ります。承応・寛文年間(1652年-1673年)の頃、全国各地の諸藩は大坂に蔵屋敷を設け、年貢米を回送、貯蔵し、商人に売却しましたが、その中で最も有力な商人であった「淀屋」が、現在の淀屋橋の南詰めに居を構え、盛んに売買を行ったことから、次第に他の商人たちも集まり、おのずから、この辺りに市場が形成されて行きました。のちに、これが「淀屋米市」と称され、日本の証券取引のh時真理とされています。その後、この市場は対岸の堂島に移され、享保15年(1730年)幕府から公許を受け、堂島米会所と呼ばれるようになる。当時は、帳簿上の差金の授受によって決済を行う「帳合米取引」が主であり、世界初の組織化された先物取引所としても有名になりました。2013年に東京証券取引所と経営統合、日本取引所グループの一員となってからは、堂島の伝統を受け継ぎ、先物・オプション取引に特化しています。

 昭和10年(1935年)に完成した建築は、玄関部分の無装飾な6本の列柱が印象的です。簡略化された新古典主義様式を基調としています。この様式は、特に19世紀以降最も新古典主義が流行した新興近代国家であるドイツとアメリカで発展。モダニズムが隆興した1930年代に全盛を極めました。現在では一般に「アドルフ・ヒトラーの建築様式」として知られていますが、敵対国家のアメリカでも負けず劣らず人気だったことは、興味深い事実です。アメリカでは合衆国中央銀行、FRB本部(1937年、ワシントンDC)、アメリカ国防総省(1943年、アーリントン)、ドイツではドイツ航空省(現在のドイツ財務省、1936年、ベルリン)などが有名。日本でこの種の意匠を多く手がけた住友工作部(長谷部竹腰建築事務所)は、同じく大阪船場の住友ビルディング(1926年、1930年)、日本生命保険相互会社本店本館(1938年、1962年)などが代表作品と言えるでしょう。外壁は花崗岩貼りの鉄筋コンクリート造り、地上6階、地下2階建て。

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(正面玄関はシンプルですが、玄関ホールはステンドグラスが華やか)

 ストイックなファサードに対して、内部意匠の細部にはアール・デコなどの豪華な装飾が見られます。玄関ホールの美しいアール・デコのステンドグラス(画像正面、玄関上部に設置されています)に使われたガラスは、アメリカ・コモモ社、およびフランス・サンゴバン社製の色ガラスで、これを近代日本のガラス工芸家、生田徳次がステンドグラスとして完成させたと伝えられています。株式取引所だけあって、金運が付くよう、玄関ホールは「小判」型にデザインされています。玄関ホール・エレベーター扉は、フィレンツェ大聖堂前のサン・ジョバンニ洗礼堂におけるアンドレア・ピサーノ作・南扉(1336年、プロト・ルネサンス様式)のモチーフを使用しているそうです。大変マニアックな意匠らしく、そのあたりに設計者の細部のこだわりが伝わってきます。床面は大理石が貼られており、模様が大変美しいです。
 
 平成14年(2004年)高層化にともない、玄関部分を残して全面改修されたのは残念ですが、ファザードの大部分と印象的な玄関ホール、貴賓室が復元・保存されたのは奇跡的です。建物の正面には、NHK朝のテレビ小説『あさが来た』でも有名な薩摩藩出身、五代友厚(ごだいともあつ)の銅像があります。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。

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[各種展]★春の美術秀作掘り出し市

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★春の美術秀作「掘り出し市」
 東急さっぽろ店、2019年3月21日(木・祝)-3月27日(水)

 物故巨匠作家から現在活躍中の人気作家の秀作を、特別奉仕価格にて展示販売いたします。出品予定作家は藤井勉、棟方志功、福田平八郎、富永直樹、東郷青児、梅原龍三郎、西村計雄、田辺三重松、東山魁夷、中島千波、山下清、斎藤清など。

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[町カフェ]★きのとや「焼きたてチーズタルト」

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(きのとや 「焼きたてチーズタルト」)

★きのとや「焼きたてチーズタルト」

 新千歳空港のプレミアムラウンジでは、軽食などを手軽に取ることができます。2019年2月に大阪に出かけたときに利用しましたが、そのときにはカウンターに、「きのとや」の「焼きたてチーズタルト」が並んでいました。「焼きたて」というだけあって、数が少なくなったら調理室で焼いてくれます。焼きあがる時間は、11:00、13:00、15:00、17:00となっています。
 「きのとや」は、札幌市では有名な洋菓子店です。「バームクーヘン」などが人気ですが、こちらの「チーズタルト」も美味しかったです。ナイフで切ると、チーズがとろっと出てきます。このとろっとしたチーズが、とても美味しい。もし、プレミアムラウンジを利用できる環境がありましたら、ぜひお試しください。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。

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[企画展]★POST 3.11 in Sappro 沈みゆく記憶の淵で展

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★POST 3.11 in Sappro 沈みゆく記憶の淵で展
 本郷新記念札幌彫刻美術館、2019年3月21日(木・祝)-3月31日(日)

 東日本大震災から8年。節目を感じる空気の中、独自のセンサーでこぼれ落ちたものたちへの眼差しを掬い上げる美術家たち。震災から見えてきたものを醸成してきた5人の作家たちの歩みをご覧ください。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、本郷新記念彫刻美術館さま(HP)よりお借りしました。

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[文学展]★北海道の俳句 どこから来て、どこへ行くのか展

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北海道の俳句 どこから来て、どこへ行くのか展
 北海道立文学館、2019年2月2日(土)-3月24日(日)

 江戸時代の松窓乙二の来道を始めとして、歴史の節目節目に道外各地から俳句文化が流入し、時代ごとに根付いてきた北海道の俳句文藝。それは全国的に見て、きわめて特異な歴史を持っています。しかし、北海道の歴史とともに歩んできた民衆文藝・俳句の過去の記憶が、時の流れの中にしだいに薄れつつあります。
 今回は、当館所蔵資料などに基づき、北海道俳句が「どこから来たのか」という視点で歴史を軸に整理をし、その上で俳句文藝ぼ現況と明日の展望「どこに行くのか」について考えます。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立文学館さま(HP)よりお借りしました。

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[常設展]★吉田和生 『人形浄瑠璃 文楽人形 静御前』

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(吉田和生 『人形浄瑠璃 文楽人形 静御前』、2010年)

★吉田文雀 『人形浄瑠璃 文楽人形 静御前』(大阪市)
 JR新大阪駅コンコースにて、常設展示

 「文楽」とは、「人形浄瑠璃 文楽」のことを言います。大阪で成立し、その由来は浄瑠璃の系譜になります。1955年に重要無形文化財に指定。2003年にはユネスコ無形文化遺産に登録されています。2017年現在、大阪市の国立文楽劇場を中心に公演が行われています。
 こちらの「人形浄瑠璃 文楽人形」静御前は、JR新大阪駅コンコースに設置されているものです。「義経千本桜」の静御前を形どった人形で、吉田文雀さんによって、1994年に制作されたものです。現在の「人形浄瑠璃 文楽人形」は、2010年になって、16年ぶりに弟子にあたる吉田和生さんが「かっこよく、美しく」蘇らせたものです。
 この人形が使われる浄瑠璃『義経千本桜』について、人形のそばに説明板が置かれています。「「義経千本桜」は、浄瑠璃3大名作のひとつに数えられる作品です。義経伝説の世界を題材に、数々の伝奇に彩られた物語が繰り広げられます。兄の頼朝に追われる身となった源義経は、そばに使えていた静御前を京都に残し、遠く西国へと逃れていきました。その後、義経が吉野山に隠れているとの噂を頼りに、静御前は義経を思い慕い旅路につきます。桜の爛漫と咲き乱れる中、(静御前は)吉野の山深くへと分け入っていくのでした」何とも日本情緒たっぷりのストーリーですよね。
 なお、『義経千本桜』の説明のほかに、「人形浄瑠璃 文楽」の説明書きも置かれているので、合わせて紹介します。「人形浄瑠璃「文楽」は、日本が世界に誇る伝統芸能で、300年以上もの長い間、大阪の風土で育まれてきました。大夫の語りと三味線の演奏による情感豊かな義太夫節に合わせ、3人で一体を操る人形は、まるで生きているかのように多彩な表情を見せます。音楽性と演劇性が高度に融和した、世界に類のない舞台芸術です。2009年9月にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。国立文楽劇場」
 この人形は、旅行ツアーの集合場所や、友だち同士の待ち合わせ場所として、大阪市民にとっては有名な人形なのですが、その謂れを知っている大阪市民は、そう多くはないはず。そういったことを、ちょっと調べてみるのも、楽しいかもしれません。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。

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[コンサ]★J1第4節、キリン杯第1節

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  J1第4節 札幌 1-3 鹿島
(キリンチャレンジカップ 第1節/日本 0-1 コロンビア)

 我らが北海道コンサドーレ札幌は、リーグ戦第4節、ACL王者鹿島アントラーズをホーム、札幌ドームに迎えての1戦となりました。本節、ワタシ「観るだけ美術部」部長は、自分のクルマを新調する手続きのため、どうしても観戦できず、TVでの応援となりました。鹿島は、確かに強いですけど、いまのコンサなら勝てるんじゃないかな、と意気込んでいました。しかし、結果から言うと、鹿島の試合巧者らしさに翻弄され、ACLとの連戦で疲労しているであろうアントラーズに対して、まったくいいところなく負けてしまいました。やはり一番痛かったのは、王者鹿島に対して先制点を早い時間帯に献上してしまったことです。鹿島は無理に攻める必要はなくなり、反対にコンサはリスクを負ってでも攻めなくてはなりませんでした。しかし、こういうときの鹿島は強いです。あれだけガッチリとブロックを作られ、隙を見つけてはカウンターの嵐。悔しいけど、完敗です。いつもはハーフタイムでの修正も得意なコンサですが、もうどうしようもありませんでした。この経験を、次節に生かします(・・次節は、名古屋ですね。だいちゃんさん、ごめんなさい)。
 コンサにとって、20年ぶりのめでたいニュース。FW武蔵の日本代表への招集です。コンサも、ここまで来たか・・と感慨深いです。でも、正直コロンビア戦は、武蔵のいいところが出ていなかったように思います。武蔵は、決してポストプレーが上手いわけではないからです。大迫のように、ボールキープしてタメも作れる万能タイプでもありません。どちらかというと、スルーパスから抜け出して、DFと競りながら、身体能力で振り切ってシュートまで持ち込む、というタイプです。森保監督が、そのあたりを生かしてくれたらなあ・・と思います。でも、選ばれたことは素直に嬉しい。これからも応援するぞ! 頑張れ、北海道コンサドーレ札幌!!

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[道外展]★茨城県立近代美術館名品 開館30周年記念 ザ・ベスト モネ・ルノワールから大観から靉嘔まで展 

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(ピエール・オーギュスト・ルノワール 『マドモアゼル・フランソワ』、1917年、茨城県立近代美術館)

★茨城県立近代美術館名品 開館30周年記念 ザ・ベスト モネ・ルノワールから大観から靉嘔まで展 
 茨城県立近代美術館、2019年2月9日(土)-3月24日(日)
(WEBサイト→)http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/

 茨城県立近代美術館は2018年10月、開館30周年を迎えました。本展では、美術館の前身時代より70年間を通じて収集してきたコレクションおよそ4,000点の中から、選りすぐりの名品およそ100点を一堂に展示します。
 水戸出身の横山大観が北茨城の五浦で完成させた代表作「流燈」をはじめ、牛久に暮らし水魅山妖を愛し描いた小川芋銭らの日本画、近代日本を代表する洋画家の中村彜(つね)、佐伯祐三らの油彩画、要が形に影響を与えたモネやルノワールなどの西洋の印象派絵画、他にも駒井哲郎や靉嘔(あい・おう)らの充実した版画コレクション、水彩画や彫刻の優品など、茨城県立近代美術館のオールスター級の作品が勢ぞろいします。

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[建築物]★大阪瓦斯ビルヂング(大阪市)

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★大阪瓦斯ビルヂング(大阪市)

 昭和8年(1933年)大阪市が大正15年(1926年)から工事を大阪めていた御堂筋のほぼ中央に、「大阪瓦斯ビルヂング」、通称「ガスビル」が誕生しました。これは当時大阪における最も近代的で美しいビルディングと称されました。当時ビルディング内部には、ガス器具陳列場をはじめ、講演場、美容室、理容室、喫茶室、料理講習室、食堂(8階の食堂は本格的な欧風料理を提供する店として、現在でも人気)など、一般の方に広くご利用いただける様ざまな施設がありました。
 ガスビル2階の講演場は、当時の最新設備を誇るおよそ600名収容のお洒落なホール。デビュー早々の朝比奈隆氏指揮による子ラシックコンサート、映画評論家淀川長治さん企画の名画試写会、ガスビル趣味の会ではエンタツ・アチャコの漫才なども行われ、いつも大勢の方々で賑わい、大阪における文化活動のひとつの拠点となっていきました。また、食事、喫茶、美容にと、ガスが開くモダンでハイカラな都市生活と文化の殿堂として広く市民に親しまれてきました。

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(大阪瓦斯ビルヂング。昭和8年(1933年)建築のレトロなビルディング)

 昭和8年竣工のガスビルを設計したのは、戦前の建築界にひとつの時代を築いた安井武雄(1884年-1955年)。安井武雄は1910年東京大学卒業。満州鉄道建築課、片岡建築事務所を経て、1924年安井建築設計事務所を創設しています。昭和16年(1941年)太平洋戦争が勃発し、ガスビルもその影響を大きく受けました。翌17年から18年にかけて、屋上ネオン塔、エレベーター、エスカレーター、手摺り、窓枠などは、不要不急の設備として金属供出され、また白亜のガスビルの外壁も、昭和19年から24年までは、自社生産のコールタールで真っ黒に迷彩塗装されました。昭和20年の大阪大空襲では、全館に備えられていたシャッターを下ろし、7・8階の一部を罹災しただけで難を逃れました。戦後は昭和20年から27年まで、2階講演場と6階以上の部分などが進駐軍に接収され、宿舎として使用されたとのことです。なお、昭和39年(1964年)にガスビルは北館が増築され、大林組により昭和41年(1966年)に竣工されました。設計は佐野正一によるもので、ガスビル南館の持つ風格を生かして一体的な機能を果たすよう考慮されています。

 外壁面2階の横連窓は、都市生活に適した実用的でシンプルな直線と円弧を組み合わせたデザインで構成され、サッシは竣工当時まだ珍しかったステンレススチールをドイツから輸入したもの。
 館内に入ると、ガス器具陳列場内に設けられた主階段(螺旋階段)。採光中庭より、ガラスブロックを通して柔らかな明るい光が降り注ぎ、ゆったりとした螺旋階段は、1階、2階、地下1階の3フロアのショールームを繋いていました。1階、2階の外壁には、勿来産黒御影石(花崗岩)と稲田産白御影石が貼られ、陳列場玄関とデッキガラスの嵌め込まれた柱廊(コロネード)は、バリアフリーでビルと歩道を一体化し、気軽に入館できる設計になっています。エレベーターホールの一部(4階-地下1階)は、外壁にイタリア産の大理石(トラバーチン)を貼り、床面には琉球産大理石(トラバーチン)が敷かれています。現在も昭和8年(1933年)竣工当時の面影を残しています。「都市建築の美の極致」とも言われたガスビルは、平成15年(2003年)文化財保護法に基づき、登録文化財に指定されています。

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[三角点]★鉱山口山(四等三角点、点名:鉱山口)標石

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(点名は「鉱山口」。鉱山への入口に埋設された標石なのでしょうね)

★鉱山口山(四等三角点、点名:鉱山口)標石
(標 高)86.36m
(踏査記録)2018年10月5日(土)
 駐車地点 14:25 → 14:40 鉱山口山三角点(標石) 14:55 → 15:00 駐車地点
(踏査時間) 0:35

 こちらの三角点は、「田園せきない」と呼ばれる住宅街の一角にあります。付近は芝生が刈られていて、雰囲気はよいですが、こちらに住む皆さんは、この標石の存在は知っているのでしょうかね。確かに眺望はよく、有珠山や昭和新山、伊達市の海岸線、はるか遠くには一等三角点の羊蹄山までも見通せます。

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(「田園せきない」と呼ばれる住宅街の一角に埋設されています)

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[特別展]★出版100年 有島武郎『生れ出づる悩み』と、画家・木田金次郎展

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★出版100年 有島武郎『生れ出づる悩み』と、画家・木田金次郎展
 木田金次郎美術館、2019年1月12日(土)-3月31日(日)

 出版100年記念特別展示「有島武郎『生れ出づる悩み』と画家・木田金次郎」を開催いたします。有島武郎(1878-1923)の小説『生れ出づる悩み』が出版されてから、2018年で100年を迎えました。この作品は1910年(明治43年)、有島がのちの画家・木田金次郎(1893-1962)と札幌で奇跡的に出会い、そしてその7年後にニセコの地で再会を果たした事実をモデルに執筆された作品です。有島武郎と木田金次郎-。この、生き方も立場も異なるふたりがなぜ結び付き、交流を重ね、この小説が生まれたのでしょうか。また、木田が有島の示唆に従い、故郷・岩内の自然と深く対峙していく背景には何があるのでしょうか。この展覧会では、有島と木田の交友や人生を軸に、両作家の作品や資料を通して、この小説の背景にある「物語」を紐解きます。
 この展覧会は、有島がいまも眠る東京「府中」、有島と木田の出会いの地である「札幌」、再会の地である「ニセコ」で巡回開催され、1万人を超える方々が鑑賞し、大きな反響をもたらしました。最後の開催地として、木だが描いた地「岩内」に作品が還ってきました。1世紀にわたり読み継がれた小説を生み出した、ふたりの出会いと交流を、画家が制作した地で鑑賞する-臨場感たっぷりの鑑賞体験ができるまたとない機会です。

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[常設展]★ヘンリー・ジョン・イーンド・キング 『田園風景の中の人物画』

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(ヘンリー・ジョン・イーンド・キング 『田園風景の中の人物画』、ザ・リッツカールトン大阪)

★ヘンリー・ジョン・イーンド・キング 『田園風景の中の人物画』
 ザ・リッツカールトン大阪、1階ロビーにて常設展示

 ヘンリー・ジョン・イーンド・キングは、1855年イギリス生まれ。ロンドンに在住しながら、ビクトリア調の田園風景を好んで描いた作家として有名です。美少女がいる庭園風景を得意としていましたが、彼の力強くプレーンな空の描写と、奔放な色彩遣いは、単なる美少女趣味とは異なっています。作風には、フランス・パリの影響を強く受けているようです。

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[鉄道イベント]★石勝線 夕張-新夕張間 お別れセレモニー

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★石勝線 夕張-新夕張間 お別れセレモニー
 JR夕張駅、2019年3月31日(日) 14:10-14:40

 石勝線の夕張支線は、2019年3月31日(日)をもって廃止となります。そのラストランに合わせて、「お別れセレモニー」が開催されます。夕張駅14:35発、新夕張駅行きの普通列車に合わせて、主催者挨拶、来賓挨拶、花束贈呈、出発合図、お見送りなどが実施されます。同日には、ありがとう夕張支線実行委員会による夕張市ボランティアによる夕張市ラストランイベントも開催。特設テントにて鉄道関連記念品などの販売のほか、特製お弁当の販売、夕張出身の双子デュオ、リリーズさんによる『あなたの心に寄り添いたくて-夕張四季の歌-』が駅舎に流れます。また、夕張駅19:28発最終列車では黄色いハンカチによるお見送りイベントもあります。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、JR北海道さま(HP)よりお借りしました。

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[磁器展]★白岩大佑 急須展

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★白岩大佑 急須展 炎の衣をまとった急須たち
 札幌三越、2019年3月26日(火)-4月1日(月)

 丁寧に成形された急須は、穴窯を用いて二日間かけて焼き上げられています。様々な表情を持つ急須たちは、さらに窯の中で自然釉の衣をまとうため、ひとつひとつ個性のある作品が出来上がります。個性豊かな作品の数々をぜひご高覧ください。

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[郷土展]★文化遺産といきるまち 小樽市歴史文化基本構想8つの視点展

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★文化遺産といきるまち 小樽市歴史文化基本構想8つの視点展
 小樽市総合博物館本館、2018年12月22日(土)-2019年3月31日(日)

 小樽市は、地域文化財の総合的な保存・活用を図る目的で、平成28年から「小樽市歴史文化基本構想」の策定作業を進めています。この策定作業を通して改めて、小樽市には多くの歴史文化遺産が残されていることがわかりました。本展では、小樽市歴史文化基本構想の調査事業で記録された文化遺産群を、8つの切り口から紹介いたします。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、小樽市総合博物館さま(HP)よりお借りしました。

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[建築物]★大坂城 桜門枡形(ますがた)の巨石「蛸石」と「振袖石」(大阪市)

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(大坂城桜門付近にある巨石「蛸石」。大坂城内の巨石の中でも最も大きい)

★大坂城 桜門枡形(ますがた)の巨石「蛸石」と「振袖石」
 桜門の内側には、本丸の正面入口を守るため、石垣で四角く囲まれた「枡形」と呼ばれる区画が設けられ、上部に多聞櫓(たもんやぐら)が建てられた。この枡形は、徳川幕府による大坂城再築工事の第2期工事が始まった寛永元年(1624年)、備前岡山藩主、池田忠雄(いけだただお)の担当によって築かれ、石材は備前(岡山藩)産の花崗岩(かこうがん)が用いられています。上部画像の石は「蛸石」(たこいし)と呼ばれる城内第1位の巨石で、表面積はおよそ36畳敷き(59.43㎡)、重量はおよそ108トンと推定されています。また、下部画像の巨石は「振袖石」(ふりそでいし)と呼ばれ、表面積はおよそ33畳敷き(53.85㎡)で、城内第3位だそうです。なお、上部に存在したであろう多聞櫓は、慶応4年(=明治元年、1868年)戊辰戦争の大火で焼失しています。

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(こちらは「振袖石」。「蛸石」の左側にあり、大坂城内での大きさは第3位)

★なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。

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