★中村聖司 「栗谷川健一のグラフィックデザイン」
北海道立近代美術館、2015年5月2日(土)、5月30日(土)
新緑の牧場、落陽に赤々と染まる空、白銀の山に抱かれた近代都市・札幌…北海道の自然と人間をモチーフに、色あざやかで詩情ゆたかなイメージを描き出したのが、グラフィック・デザイナーの栗谷川健一です。戦後、官民が推し進めた観光振興の動きのなかで、栗谷川健一は北海道の魅力をアピールする数多くの観光ポスターを手がけました。それらは広く社会に浸透し、北海道らしさを表すビジュアル・イメージの原点となったのです。彼こそ、デザインの領域において“北海道”を生み出した人物と言ってもよいでしょう。
(栗谷川健一 『麦わら帽子』、1968年、現代制作)
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。
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