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[道外展]★山下 清 放浪の天才画家 展

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(山下 清 『上野の地下鉄』、貼り絵、1937年)

★山下 清 放浪の天才画家 展
 滋賀佐川美術館、2015年4月3日(金)-6月14日(日)

 1922年、東京の浅草で生まれた山下清は、緻密で色鮮やかな貼絵による独特の世界を確立し、「日本のゴッホ」とも称されました。1971年に49歳の若さで世を去るまでの波乱に満ちたその生涯は、映画やテレビドラマにもなり、ほのぼのとした物語として幅広い層の支持を受けてきました。しかし、必ずしもその人生が正確に伝えられていたわけではありません。我々が想像する山下清像は、ドラマの中のイメージが先行してしまい、本来の画家としての姿が想像できなくなっています。しかし、彼が描く作品を見ると、梅原龍三郎や池田満寿夫といった巨匠たちの賞賛が物語るように、芸術家としての本当の姿が見えてくるはずです。
 本展覧会では、画家としての山下清が何を考え、何を感じながら作品を生み出したのかという視点に立ち、芸術家・山下清の真の姿に迫ります。全三章からなる展示では、生い立ちから貼絵と出合った少年期、そして山下清の代名詞ともなった放浪までを第1章で紹介し、放浪の後、画家として活躍し、さまざまな手法に挑戦する姿を第2章で紹介します。そして、第3章でヨーロッパを旅し円熟期を迎える最晩年までを紹介し、山下清の全貌を代表的な貼絵をはじめ、油彩や水彩画、ペン画、陶磁器や資料により展観いたします。
 山下清の少年期から最晩年までの代表作を一堂に会してご覧いただけるこの機会に、是非山下清展をお楽しみください。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、佐川美術館さま(HP)よりお借りしました。

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