(ジュル・パスキン 『キューバの外輪船』、1917年、北海道立近代美術館)
★柴 勤 「コスモポリタンの画家たち」 当館学芸員
北海道立近代美術館、2013年7月27日(土)8月31日(土) 14:00
ブルガリア生まれのジュル・パスキン(1885~1930)は、20歳の時に国際的な芸術都市パリの地を踏み、1920年代には「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれた異邦人画家のひとりとして、華々しい活躍をみせました。しかし、10代に始まるヨーロッパ各地や北アフリカへの旅行、第一次世界大戦中の6年におよぶニューヨーク滞在、その間のアメリカ南部やキューバ訪問といった遍歴にみられるように、パスキンはパリを唯一の安住の地としたのではなく、生涯を通じて「コスモポリタン」として生きたのです。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。
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