★うらめしや~、冥途のみやげ 展
東京藝術大学大学美術館、2015年7月22日(水)-9月13日(日)
東京・谷中の全生庵には怪談を得意とした明治の噺家三遊亭圓朝ゆかりの幽霊画50幅が所蔵されている。本展は、この圓朝コレクションを中心として、日本美術史における「うらみ」の表現をたどる。
幽霊には、妖怪と違って、もともと人間でありながら成仏できずに現世に現れるという特徴がある。本展では幽霊画に見られる「怨念」や「心残り」といった人間の底知れぬ感情に注目し、さらに錦絵や近代日本画、能面などに「うらみ」の表現を探っていく。
円山応挙、長沢蘆雪、曾我蕭白、浮世絵の歌川国芳、葛飾北斎、近代の河鍋暁斎、月岡芳年、上村松園など、美術史に名をはせた画家たちによる「うらみ」の競演、まさにそれは「冥途の土産」となるだろう。
幽霊には、妖怪と違って、もともと人間でありながら成仏できずに現世に現れるという特徴がある。本展では幽霊画に見られる「怨念」や「心残り」といった人間の底知れぬ感情に注目し、さらに錦絵や近代日本画、能面などに「うらみ」の表現を探っていく。
円山応挙、長沢蘆雪、曾我蕭白、浮世絵の歌川国芳、葛飾北斎、近代の河鍋暁斎、月岡芳年、上村松園など、美術史に名をはせた画家たちによる「うらみ」の競演、まさにそれは「冥途の土産」となるだろう。
当初は2011年夏に開催を予定していたが、同年3月に発生した東日本大震災の影響により、開催直前に延期。今回、4年の歳月を経て開催されることとなった。「冥土の土産」と言われると身震いしてしまうが、涼しくなれることうけあいの、夏にぴったりの企画展となっている。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、東京藝術大学大学美術館さま(HP)よりお借りしました。
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