★五十嵐聡美、川上淳、津田命子、春木晶子 「シンポジウム 夷酋列像は何をうつすか」
北海道博物館、2015年10月11日(日) 13:00
特別展「夷酋列像」を機に、さまざまな分野の研究者が、それぞれの立場から、「夷酋列像」を語り、ともに討論するシンポジウムを開催します。アイヌが描かれた絵画を研究している五十嵐聡美さん、クナシリ・メナシの戦いを研究している川上淳さん、アイヌの衣服やアイヌ文様を研究している津田命子さん、「夷酋列像」展の担当学芸員の春木晶子さんが、美術史、北海道史、アイヌ文化、それぞれの視点で、夷酋列像がうつすものを問います。
極彩色の衣装に身を包み立ち並ぶ、12人のアイヌの首長たち。松前藩家老をつとめた画人、蠣崎波響(かきざきはきょう)が1790年(寛政2年)に描いた「夷酋列像」は、時の天皇や、諸藩の大名たちの称賛を受け、多くの模写を生みました。蠣崎波響筆のブザンソン美術考古博物館所蔵本と国内各地の諸本が、はじめて一堂に会します。絵をめぐって接する人、交叉する物、そして日本の内に胎動し始めた外の「世界」。18世紀から現在に続く、蝦夷地=北海道イメージを見渡します。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道博物館さま(HP)よりお借りしました。
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