★中村善策と、故郷小樽展
市立小樽美術館、2015年9月17日(木)-016年1月24日(日)
中村善策は、東京での活動を続けながら心は小樽を思い構想を練り、年に1度帰郷して自身の原点である故郷小樽の風景を描き続けました。小樽を見つめる目には絶対的な信頼と愛情があり、機械的な技巧には陥っていないのでした。斜面に沿って建つ民家の屋根の連なり、様々な樹木が林立し季節感を伝え、急激に下っていく坂道は、大きく弧を描いて広がる小樽港へと繋がっています。起伏に富んだ小樽の地形の特徴から汲み取ったダイナミックな動きのある構図です。
本展は、中村善策の1930年代~80年代までを概観し、彼が生み出した独創的な風景画の変遷を、小樽を描いた作品により紹介します。
↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくお願いします。