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[道外展]★黄金のアフガニスタン 守りぬかれたシルクロードの秘宝 九州国立博物館開館10周年記念特別展

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★黄金のアフガニスタン 守りぬかれたシルクロードの秘宝 九州国立博物館開館10周年記念特別展
 九州国立博物館、2016年1月1日(金・祝)-2月14日(日)
(WEBサイト→)http://www.gold-afghan.jp/公式HP)

 古くから『文明の十字路』として栄えたアフガニスタン。インドの北西側に位置し、パキスタン、イラン、中国等に囲まれた内陸の地は、シルクロードの拠点として様々な文明が混じり合い、独自の発展を遂げてきました。アフガニスタン国立博物館所蔵の古代工芸品231点が集められた、特別展 『黄金のアフガニスタン -守りぬかれたシルクロードの秘宝-』は、紀元前2200年頃から紀元2世紀にかけて栄えた文化を、4か所の古代遺跡から出土した“秘宝”によって紹介する内容となっています。2006年のフランス・ギメ東洋美術館での開催以来、アメリカ・ワシントンナショナルギャラリー、メトロポリタン美術館、イギリス・大英博物館など、世界10カ国を巡回し、すでに170万人以上の来場者を記録している国際巡回展が、遂に日本に上陸します。
 本展で紹介する名宝は、首都カブールにあるアフガニスタン国立博物館で所蔵されていましたが、1979年のソ連侵攻とそれに続く内戦などにより、博物館は甚大な被害を受け、また1990年代のタリバン政権下では「偶像崇拝」だとして、多くの文化遺産は破壊され、収蔵品の多くは永遠に失われてしまったと考えられてきました。しかし、祖国の宝を守ろうとした博物館員は、とりわけ貴重な文化財を秘密裏に運び出し、秘密の場所に隠していたのです。命を懸けてこれらの秘密を守りぬいた勇気ある館員たちは、自らの文化が生き続け、アフガニスタンが生きながらえることを願ったのです。命がけで守られて、今日に伝わるシルクロードの秘宝は、新たなアフガニスタンのイメージをあなたの胸に強烈に焼き付けることでしょう。
 さらに今回の日本開催では、日本画家で前東京藝術大学学長及び、ユネスコ親善大使でもあった故平山郁夫氏主導のもと発足した『流出文化財保護日本委員会』が、2001年より保護、保管してきた『アフガニスタン流出文化財』の一部が、本展と共に展示される事が正式に決まりました。『アフガニスタン流出文化財』とは、戦乱下にアフガニスタンから不法に国外に持ち出され、世界のブラックマーケットなどを通じて、最終的に日本に辿り着いた102点の文化財で、そのうち15点が本展にて展示されます。この機会に102点全てがアフガニスタンに返還されることが決まっており、これらの流出文化財を日本で見られるのは今回が最後となります。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、九州国立博物館さま(HP)よりお借りしました。

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