★藤倉英幸 静かな風を聴きながら 貼り絵・北海道63景 展
市立小樽美術館、2016年10月29日(土)-12月25日(日)
藤倉英幸は、1970年代にイラストレーションを独学で習得し、広く活動を展開します。1980年代後半から北海道の風景を洋紙を用いて貼り絵作品として描き始めます。以後、観光絵はがき的ではない、北海道の何気ない風景の魅力を引き出し、貼り絵作品を描き続けてきました。その作品は、北海道に住む人々にとっては原風景的ともいえるものであり、自らが住む北海道の魅力を改めて知る契機となるでしょう。また、道外居住者には、北海道の魅力あふれる風景を堪能してもらえるものとなっています。2008年からの3年間は、これまでの画業の集大成として、北海道内各地の63景を厳選して創作活動を行い、このほど完結しました。その成果は画集「静かな風を聴きながら」(2013年、共同文化社発行)として刊行されています。