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Channel: 「観るだけ美術部」部長のブログ
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[言葉集]★加藤登紀子 『時には昔の話を』

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★加藤登紀子 『時には昔の話を』
 最近寝る前に。この曲を聞くことが多くなりました。スタジオ・ジブリの映画『紅の豚』のエンディングに、哀愁たっぷりに流れていた曲で、知っている皆さんも多いことと思います。

↓加藤登紀子 『時には昔の話を』

イメージ 1
(映画 『紅の豚』、サウンドトラックより)

 『紅の豚』は、子どもの頃にも観たのですが、大人になって、改めて観てみると、いろいろな発見ができます。登場人物、特にジーナの背中に見え隠れする人生経験に裏打ちされた言葉のひとつひとつが、いまの自分にはぐっときます。ジブリの映画の中では、子ども受けしなかった作品ですが、大人になって、もう一度観ると、また違った発見ができると思いますよ。

加藤登紀子 『時には昔の話を』

時には昔の話をしようか
通いなれた なじみのあの店
マロニエの並木が窓辺に見えてた
コーヒーを一杯で一日
見えない明日を むやみにさがして
誰もが希望をたくした

ゆれていた時代の熱い風にふかれて
体中で瞬間(とき)を感じた そうだね

道端で眠ったこともあったね
どこにも行けない みんなで
お金はなくても なんとか生きてた
貧しさが明日を運んだ
小さな下宿屋にいく人もおしかけ
朝まで騒いで眠った

嵐のように毎日が燃えていた
息がきれるまで走った そうだね

一枚残った写真をごらんよ
ひげづらの男は君だね
どこにいるのか今ではわからない
友達もいく人かいるけど
あの日のすべてが空しいものだと
それは誰にも言えな今でも同じように見果てぬ夢を描いて
走りつづけているよね どこかで


※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、スタジオ・ジブリさま(『紅の豚』サウンドトラック)よりお借りしました。また、歌詞の掲載につきましては、個人として楽しむものとして扱っていますが、何か問題がありましたら、連絡をいただければ幸いです。

※いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも「ナイス」、よろしくお願いします↓




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