(藤戸竹喜 『杉村フサ像』、1993年)
★藤戸竹喜 現れよ。森羅の生命展(後期)
札幌芸術の森美術館、2017年11月14日(火)-12月17日(日)
(WEBサイト→)https://artpark.or.jp/
藤戸竹喜(ふじとたけき)は、1934年、北海道美幌町に生まれ、旭川を拠点に「熊彫(くまぼ)り」を生業としていた父のもとで木彫制作を始めました。以来、一貫して木彫にとりくみ、1964年、道東の阿寒湖畔に民芸品店とアトリエを構えて独立。アイヌ民族の彫りの技を受け継ぎながら、熊や狼、ラッコやシャチ、北に生きた先人たちの姿を木に刻み、繊細さと野性味が交差する独自の木彫世界を築いてきました。卓抜なイメージ力、構想力とともに、生命あるものへの深い愛情に根差した生気あふれる写実表現は、他の追随を許さず、現在では北海道を代表する木彫家として、高い評価を受けています。平成27年度に北海道文化賞、平成28年度には文化庁から地域文化功労者として表彰されています。
本展では、熊や鹿の俊敏な動きをとらえた初期作から、アイヌ民族の歴史と威厳をモニュメンタルに伝える等身大人物像まで、70年にわたる創作活動の軌跡をふりかえります。
なお、会期中、前期・後期での作品の入れ替えを予定しており、会期を通じて全約110点の作品が一堂に会します。藤戸竹喜が織り成す、森羅の生命が躍動する世界をぜひお楽しみください。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、札幌芸術の森美術館さま(HP)よりお借りしました。
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