我が北海道コンサドーレ札幌。サポーターも驚く快進撃で、現在なんとJ1で第3位。誰が、この順位を予想していたでしょう。評論家はもちろん、サポーターですら、この順位を予想していなかったはず。言ってみれば、評論家、解説家と言っても、ぼくらとさほど変わらないってことです。ここまで来たら、ACLも、と欲張っちゃうのは仕方がないことですよね。
ル杯第4節 札幌 3-2 磐田
J1第 9節 札幌 0-0 浦和
J1第10節 札幌 2-1 横浜FM
J1第11節 札幌 2-2 仙台
J1第12節 札幌 2-1 鳥栖
こうして戦績を並べてみても、ほんとうに嬉しい限りです。野々村社長は開幕前「見たことのない景色を観に行く」と言っていましたが、まさにいま、ぼくらは見たことのない景色を見ています。昨季王者の川崎フロンターレ、アジア代表の浦和レッズ、ACL出場の柏レイソル、天皇杯と2冠のセレッソ大阪、強豪鹿島アントラーズ、横浜Fマリノス、ガンバ大阪、みんなコンサよりも下位に見えています。こんな景色、なんて素晴らしいのでしょう。コンササポとして、チームをこれだけ誇りに思えるシーズンはありません。
今季の特徴としては、ミシャ監督の修正力と終盤の運動量です。まずは修正力。ミシャサッカーは、守備をしないとよく言われていますが、今季はその守備も堅い。ボールポゼッションもよく言われていますが、それを研究されて以降はロングボールを使う戦術に変えることもあります。FKも昨季同様、効果的に決まっています。さらに、横浜Fマリノス戦や、ベガルタ仙台戦、サガン鳥栖戦に観られるように、前半機能しないと見るや、ハーフタイムに修正して、後半は見違えるように戦えています。MF宮澤をDFに加えて4バック気味にしたり、マークのずれを修正してマンマーク(誰が誰をマークするか)を徹底したりと、ほんとうに目立たないところでしっかりといい仕事ができています。ここまで来ると、対戦相手もしっかりスカウティングしてきますから、前半はうまく動けないことも多いのは確か。それを修正できるところに、今季の強さがあります。四方田ヘッドコーチ、沖田戦術担当コーチの助言に対して、しっかり受け入れる耳を持つミシャ監督の柔軟で肝の座った采配が奏功しているのだと思います。
もうひとつが、終盤の運動量。浦和や広島で采配しているときの数少ない弱点として、後半運動量が落ちるというところがありました。今季は、それがない。むしろ、相手の運動量が落ちてきた終盤にこそコンサが躍動するいう試合がいくつもありました。シーズン序盤、選手たちが「練習はきつい」と言っていましたが、それがいま生かされていると思います。けが人は確かにいますが、1.5軍とも言えるMF兵藤、FW宮吉、DF石川、FWジュリーニョなどがレギュラーにも勝る働きをしてくれています。若手が多いのは利いていますが、それだけではない相対的な運動量の多さが、終盤に生きています。
無敗記録は9試合連続となりました。移動距離も長く、18チームでいちばん過酷な試合日程にも関わらず、健闘を見せる選手とスタッフにエールを送ります。頑張れ、北海道コンサドーレ札幌!!!
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