Quantcast
Channel: 「観るだけ美術部」部長のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2967

[講演会]★谷古宇 尚 「人物のいる室内空間 ヨーロッパ美術との比較」

$
0
0
イメージ 1

★谷古宇 尚 「人物のいる室内空間 ヨーロッパ美術との比較」
 鹿追町民ホール、2018年7月29日(日) 14:00
(WEBサイト→)http://kandanissho.com/

 鹿追町立神田日勝記念美術館は、皆様のご支援に支えられて開館25周年を迎えることとなりました。これを記念して、神田日勝(1937-1970)の代表作《室内風景》(1970年、北海道立近代美術館蔵)が5年ぶりに鹿追に帰ってきます。このたびの記念展は、日勝の画業の集大成とされる《室内風景》を巡って、その作品誕生への軌跡や影響関係をたどるとともに、当館25年の歩みを振り返る機会としたいと思います。

 今回の試みとして、神田日勝が室内や家屋を描いた作品の系譜に着目し、画業初期の《家》(1960年)や《飯場の風景》(1963年)から、中期の「画室」連作、そして最晩年の《室内風景》へといたる軌跡をたどります。また本展では、菅前館長(1963年逝去)長年の調査で存在が判明した海老原暎(1942-)の作品《1969年3月30日》(1969年)を、初めて《室内風景》とともに展示できることになりました。本作は《室内風景》の制作プロセスに関して重要な手がかりを示す作品であり、このたびの比較展示の実現により、その影響関係を目の当たりにすることとなるでしょう。

 観る者の心をとらえて離さない《室内風景》の魅力は、当館でも開館以来の25年間、折に触れて語られ、論じられてきました。その変遷とともに「これまで」を振り返りつつ、まもなく迎える没後50年の新たな節目を控えた今ここから、神田日勝芸術の「これから」のあるべき姿を、皆さまと共に考えていきます。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、神田日勝記念美術館さま(HP)よりお借りしました。

↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくお願いします。
絵画 - 美術ブログ村

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2967

Trending Articles