(絹谷幸二 『アンセルモ氏の肖像』、1973年)
★絹谷幸二 色彩とイメージの旅展
北海道立近代美術館、2018年12月15日(土)-2019年1月27日(日)
(WEBサイト→)http://www.stv.jp/event/kinutani/index.html(公式HP)
日本の美術界において、第一線で活躍されている作家のひとりである絹谷幸二さんは、1966年に東京藝術大学美術学部油彩科を卒業後、同大学院の壁画科へ進学し、アフレスコの研究に邁進されました。1970年、アフレスコの講義のために来日したブルーノ・サエッティ氏との出会いをきっかけに、翌年イタリアへ留学してヴェネツィア・アカデミアに入学し、サエッティのもとでアフレスコ古典画法および現代アフレスコの研究に取り組みました。帰国後、『アンセルモ氏の肖像』で画家の登竜門といわれた安井賞を歴代最年少で受賞。アフレスコ技法による色彩豊かでエネルギーに満ちた画面によって、独自の画風を確立されました。
独立展を主たる発表の場としながら、国内で数々の個展を開催されており、現在に至るまで精力的な活動を展開されています。2001年には日本芸術院会員に任命され、2014年には文化功労者に選出されるなど、今後ますますの活躍が期待されています。
本展では、絹谷幸二さんの初期から現在に至る代表作を展示すると共に、素描や陶芸、ガラス作品に至るまで、この画家の多彩な活動の全貌に迫ろうとするものです。京都を題材にした新作や、北海道を描いた大作、そして絹谷幸二作品の世界観を映像化した壮大な作品も出品されます。絹谷芸術をご堪能いただけるまたとない機会となることでしょう。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。
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