★光の賛歌 印象派展
東京富士美術館、2013年10月22日(火)-2014年1月5日(日)
印象派の画家たちが活躍した19世紀後半は、水辺が生活に潤いをもたらす余暇を過ごす場所としてクローズアップされた時代でもありました。都市部の近代化にともない、市民のあいだに休日のレジャーが普及すると、アルジャントゥイユやブージヴァルといったパリ近郊のセーヌ川沿いの町や村が、身近な行楽地として人々を惹き付けました。さらに鉄道網の発達も相まって、余暇を楽しむ人々の足は、美しい海水浴場や切り立った断崖、賑わいを見せる港など数多くの魅力的な場所に恵まれたノルマンディ海岸にも向けられました。都会の喧騒を離れた豊かな自然とともに、レジャー客でにぎわう行楽地の様子は、同時代の市民生活を描き出した印象派の画家たちの創作意欲を掻き立てる格好のテーマとなりました。本展では、セーヌやノルマンディの「水辺」を舞台に描かれた約80点の作品で、彼らが追い求めた「光の中の風景」に迫ります。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、東京富士美術館さま(HP)よりお借りしました。
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