(蠣崎波響 『狆鉄線花図』、1813年(文化10年)ごろ、北海道立近代美術館)
★五十嵐聡美 「ミュージアム・トーク 近美コレクション 風雅の人 蠣崎波響展」
北海道立近代美術館、2019年6月30日(日) 14:00
蠣崎波響(1764年-1826年)は、江戸時代後期に松前で活躍した画家、漢詩人です。松前藩主の子どもとして生まれ、数え2歳で家老職の蠣崎家の養子となり、少年期は江戸藩邸で学問を修めました。江戸の画家、宋紫石に絵を学んだのもこの頃です。アイヌの指導者12名を精緻に描いた『夷酋列像』の作者として知られている蠣崎波響ですが、本職は松前藩の家老。藩政の重職に就きながら、優美な花鳥風月を多く描き、晩年は松前応挙と呼ばれました。
本展では、平成30年度新収蔵品である蠣崎波響の作品を中心に、道内個人所蔵家の貴重な蠣崎波響作品を加えて、風雅の人、蠣崎波響の魅力に迫ります。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。
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