(左:三岸好太郎『道化役者』、1932年。右:三岸好太郎『道化』、1932年、新収蔵作品)
★三岸好太郎 道化に魅せられて 展
三岸好太郎美術館、2019年4月24日(水)-7月4日(木)
三岸好太郎(1903年-1934年)が模索期を脱し、1928年から5年にわたり描いた道化シリーズをクローズアップしながら、10年あまりの画業を紹介します。昨年度、新たに収蔵された素描作品『道化』も公開します。これは、大学時代を北海道で過ごした個人の方が「恩返し」の想いを込めて寄贈くださった作品です。
20歳代後半から30歳まで、若き三岸が描いた道化は、どこか孤独で寂しげです。重厚なマティエールや荒々しいタッチで精神性をたたえた道化像を発表して注目された三岸は、1930年、独立美術協会の創立に最年少の会員として加わっています。
会場では、三岸のデスマスクや、有人で共に上京した画家・俣野第四郎による三岸の肖像画なども展示。映像プログラム「三岸好太郎 生涯とその時代」も上映しています。日本近代洋画の青春期を駆け抜けた三岸好太郎の絵画世界をじっくりとお楽しみください。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、三岸好太郎美術館さま(HP)よりお借りしました。
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