(栗谷川健一 『第1回さっぽろ雪まつり』、1950年、現代制作)
★栗谷川 悠 「栗谷川健一を語る」(北海道造形デザイン専門学校理事長)
北海道立近代美術館、2014年2月1日(土) 10:00
新緑の牧場、落陽に赤々と染まる空、白銀の山に抱かれた近代都市・札幌…北海道の自然と人間をモチーフに、色あざやかで詩情ゆたかなイメージを描き出したのが、グラフィック・デザイナーの栗谷川健一です。
戦後、官民が推し進めた観光振興の動きのなかで、栗谷川健一は北海道の魅力をアピールする数多くの観光ポスターを手がけました。それらは広く社会に浸透し、北海道らしさを表すビジュアル・イメージの原点となったのです。彼こそ、デザインの領域において“北海道”を生み出した人物と言ってもよいでしょう。
戦後、官民が推し進めた観光振興の動きのなかで、栗谷川健一は北海道の魅力をアピールする数多くの観光ポスターを手がけました。それらは広く社会に浸透し、北海道らしさを表すビジュアル・イメージの原点となったのです。彼こそ、デザインの領域において“北海道”を生み出した人物と言ってもよいでしょう。
本展では代表的な観光ポスターをはじめ、札幌オリンピック(1972年)などの大規模イベントから、日常生活に関わる啓発や告知を目的とするものまで、時代の息吹を伝える多種多様なポスター約120点と手描きのポスター原画約40点を展示します。あわせて、パッケージやカレンダーの原画、創作のプロセスを伝えるエスキース(習作)などもご紹介します。 栗谷川健一の創作をたどることで北海道の多彩な魅力を再発見していただくとともに、時代や社会の求めに応えながら、人間の生活の隅々にいたるまで新たな価値を加えていくデザインのダイナミックな力を、感じていただけると幸いです。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。
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