★国稀酒造 店舗・酒造蔵(増毛町)
日本最北の酒造会社「国稀酒造」は、1882年(明治15年)初代本間泰蔵が創業。北海道でもっとも古い酒造会社でもあります。人気の「国稀」は暑寒別山系からの清水に恵まれたことによります。明治末期には増毛町内には7軒もの酒造会社があったそうですが、現在はこちらの1軒のみです。
正面の店舗棟は、1905年(明治38年)の創建の後、1918年(大正8年)に立て直されたもの。2階建て。2階部分の竪繁(たてしげ)格子窓や、軒下のせがい造りなどに、老舗の雰囲気を感じさせます。「酒」の暖簾横の入口奥には、明治大正期に建てられた4つの石蔵と、木造建築物が連なっています。
映画「駅 ステーション」で高倉健さんの住居として登場した事務所の奥部屋のほか、太い大黒柱が印象的な3階建ての文庫蔵、そのさきに大きな石蔵があります。文庫蔵は1903年(明治36年)ごろの建物で木骨石造。大きな石蔵は酒造蔵で1901年(明治34年)ごろの建物で石造り。酒造蔵は現在は3つに分割し、仕込み蔵、麹室、貯蔵室として使われています。
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