★J.W.ターナー 銅版画展
札幌三越、2015年4月7日(火)-4月13日(月)
ヨーロッパ、風景画の歴史のなかで、ターナーなくして語れないと言われるほど、風景が作家の重鎮として、いまもなお圧倒的な存在感を放っているJ.W.ターナー。J.W.ターナーは1775年ロンドン生まれ。14歳でロイヤル・アカデミー(王立美術院)付属の美術学校に入学し、遠近法など基礎的な画法を習得。1807年から1819年にかけて銅版画集『研鑽の書』を発刊しました。ターナーは版画制作において、一点一点試し刷りを送らせ、厳正にチェックし、必要とあれば彫り直しを求めるなど、納得いくまで彫版師に指示し、生涯でおよそ800点の銅版画を手がけました。生涯にわたって風景表現の可能性を探求し続け、光と色彩にあふれる詩情に満ちた作品を送り出し、ロマン派を代表する作家として有名となりました。本展では、ターナーによる1800年代の銅版画を一堂に展覧します。