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[講演会]★(当館学芸員)「30分でわかる!エジプト展ここが見どころ」

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(『ファラオ・ラメセス2世への献辞が彫られた壺』、
エジプト新王国、ラーメス時代、第19王朝(紀元前1305-1185年)

★(当館学芸員)「30分でわかる!エジプト展ここが見どころ」
 北海道立旭川美術館、2015年4月25日(土)5月9日(土)30日(土) 14:00
(WEBサイト→)http://event.hokkaido-np.co.jp/egypt/(公式HP)

 エジプト文明は紀元前3000年頃、ナイル川の流域で誕生しました。巨大なピラミッドや壮麗な神殿などの遺跡は、いまも世界中の人々を魅了しているといえるでしょう。古代エジプト人は来世での再生復活を信じ、神殿や墓に色鮮やかな絵画やレリーフ、彫刻や道具などを副葬しました。副葬品には文字や形が刻まれているものもあり、そこからは人々の生活と精神世界を垣間見ることができます。
 本展では、当時一部の人々にしか解読できなかったこれらの文字や記号、デザインを読み解くとともに、それぞれの素材や色に込められた魔術的な意味について考えながら、古代エジプト美術の魅力とその世界観を探ります。
 出品作品約150点は世界屈指の古代エジプト美術コレクションで知られる、スイスのガンドゥール美術財団の所蔵品であり、すべて日本初公開となります。大小の彫像やヒエログリフの刻まれた石碑、レリーフ、アミュレット(お守り)、宝飾品など、数々の貴重な作品を通して、古代エジプト美術の世界をお楽しみください。

■掲載画像の美術品「(『ファラオ・ラメセス2世への献辞が彫られた壺』」
 エジプト新王国、ラーメス時代、第19王朝(紀元前1305-1185年)
 ファラオ(王)に捧げる儀式に用いられた壺。中央の二つの楕円の中にはファラオ・ラメセス2世の名があり、その下には「彼(ラメセス2世)が永遠に生き続けんことを!」という祈りの文言が記されている。これらはすべて蠟(ろう)で描かれており、溶けては固まるという蠟(ろう)の性質に王の死後の復活と再生の象徴ととらえて用いたと考えられる。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立旭川美術館さま(HP)よりお借りしました。

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