(『死刑執行人の鉄マスク』、16世紀、ライドナー・コレクション)
★魔女の秘密 ベールに包まれた美と異端の真実 展
大阪文化館・天保山、2015年3月7日(土)-5月10日(日)
(WEBサイト→)http://majo-himitsu.com/top.html
「魔女」と聞いて何を想像するでしょうか。とんがり帽子、ほうきに乗った女性、魔法使い―。不思議な魅力を持ったその存在は、今や童話やアニメ、ドラマなどに取り上げられる人気のテーマです。ヨーロッパでは古くから「魔女」の存在が信じられてきました。それはグリム童話の魔女やアルブレヒト・デューラー(1471~1528)らの著名な画家たちが描いた絵画などからも推測することができます。「魔女」とは悪魔と契約を交わし、超自然的な力を得て人々に災いをもたらす者―。空想と現実の世界をたゆたうその存在は、人々を脅かせました。しかし、15世紀から17世紀にかけて行われた『魔女狩り』によって、民衆が「魔女」に仕立て上げられ、迫害を受けることになるのです。その発端は何だったのか、どのような人が魔女とされ、その対象は本当に女性だけだったのか―。
本展は、今までうかがい知ることのできなかった「魔女」を日本で初めて、多角的に紹介するものです。日本でイメージする魔女とは異なる、「本当の魔女」の姿とは―。ドイツ・プファルツ歴史博物館、ローテンブルク中世犯罪博物館のほか、オーストリア、フランスの各美術館・博物館の全面協力のもと、絵画やまじない道具、魔女裁判に関する書物や資料、拷問道具など、日本初公開を含む約100点を一堂に紹介。妖しくも悲しい魔女の魅力と歴史の真実を紐解いていきます。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、「魔女の秘密展」公式HPよりお借りしました。
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