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[名所旧跡]★白老仙台藩陣屋跡(白老町)

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(現存する建築物はなく、僅かに土塁などが残っているだけです。追手門が復元されています)
 
★白老仙台藩陣屋跡(白老町)
 1854年(安政元年)徳川幕府は、鎖国を解いて、アメリカ・ロシアと和親条約を結び、函館港などを交易場としました。このため幕府は、蝦夷地を直轄地とし、翌年仙台藩を初め津軽・秋田・南部の奥羽諸藩と松前藩に警備を命じた。(安政6年、庄内藩と会津藩も加わる)この陣屋はこれに合わせ、1856年(安政3年)蝦夷地の防備を固めるため、仙台藩が築いたものです。
 仙台藩の守備範囲は白老から襟裳岬を超えて、知床岬、国後・択捉島までの東蝦夷地であったため、白老に元陣屋を、広尾、厚岸、根室、国後、択捉に出張陣屋を築きました。元陣屋の面積は6.6haで、堀と土塁を円形にめぐらして内曲輪と外曲輪を構成しています。ここには、本陣・勘定所・穀蔵・兵具蔵・長屋などがあり、少しはなれた東西の丘陵に塩竈神社と愛宕神社を祭っていました。元陣屋には、200名ほどの人々が駐屯して警備に当たったと言われていますが、1868年(明治元年)戊辰戦争の勃発によって、仙台藩が撤収するまでの12年間使用されました。なれない土地での仙台藩士の苦闘が、この陣屋跡に刻まれています。
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
 
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