★第70回記念 全道展
札幌市民ギャラリー、2014年6月10日(水)-6月21日(日)
1945年(昭和20年)12月、終戦直後、当時道内在住の居串佳一、池谷寅一、一木万寿三、伊藤信夫、岩船修三、上野山清貢、小川マリ、小川原脩、菊地精二、木田金治郎、国松登、斉藤広胖、高橋北修、田中忠雄、田辺三重松、西村貴久子、橋本三郎、松島正人、三雲祥之助、山内壮夫、川上澄生(棟方志功に影響を与えた版画家)の計21人が設立し、戦後の北海道内美術界に大きな足跡を残してきた美術団体が全道展(全道美術協会)です。現在、約170名の会員が在籍しています。 設立当初は東京からの疎開作家が多かったため、中央公募展のパイプもあり、現在も独立展をはじめ、北海道外で活躍している作家が多いそうです。神田日勝、木田金次郎、川上澄生、小川原脩、本郷新、伏木田光夫など個人美術館を持つ美術家をはじめ、公立美術館に作品が収蔵されている美術家が多数います。退会した会員の中にも、佐藤忠良、安田侃、難波田龍起ら日本を代表する美術家がいました。モノタイプ版画で国際的な評価を得た一原有徳、絵本の分野で数々の国際賞を受けた手島圭三郎も会員でした。
全道展は絵画、版画、彫刻、工芸の4部門で構成されており、毎年6月に市民ギャラリーで展覧会を開催。10月には学生美術全道展を開催しています。
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