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[講演会]★斎藤隆博 「神田日勝と全道展 ギャラリートーク」

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★斎藤隆博 「神田日勝と全道展 ギャラリートーク」
 神田日勝記念美術館、2015年11月14日(土) 14:00
(WEBサイト→)http://kandanissho.com/infomation/#200

 神田日勝の全道展出品は、1960年(昭和35年)の第15回展に始まります。翌年の第16回展では道知事賞を受賞、1966年には会員となり、十勝で農業に従事しながら絵を描く画家として注目を集めました。1970年に32歳で急逝するまでの10年間に出品された作品群は、造形面で多彩な変化に富み、短くも着実に自らの足場を築いていく様子を通観できます。
 神田日勝が出品していた1960年から70年の全道展は、全道美術協会の創立に携わったベテランと仰がれる作家たちと、新進気鋭の若手作家達が同時に活動した華やかで厚みのある時代です。中央画壇で活躍する画家も多かったことから、神田日勝にとっては制作発表の場だけでなく、そうした画家達の作品に触れ、最新の美術動向を知りうる場でもありました。本展は、創立会員のひとりである一木万寿三に続き、北岡文雄、寺島春雄、栃内忠男、本田明二、八木伸子、米坂ヒデノリら実力派の作家達、そして神田日勝、竹岡羊子ら当時の若手画家で構成されています。絵画、版画、彫刻それぞれの分野で競合しながら、自己の表現世界を切り拓いていく作家達の熱気と、どこか混沌とした時代のエネルギーを感じていただければ幸いです。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、神田日勝記念美術館さま(HP)よりお借りしました。

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