(糸魚沢駅は、1950年(昭和25年)に改築された、花咲線随一の趣きある駅舎です)
★糸魚沢駅駅舎(JR根室本線)
糸魚沢駅(いといざわえき)は、厚岸町糸魚沢にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の駅です。無人駅。かつては交換可能駅でしたが、ホームなどは撤去されました。しばらくのあいだ、正面入口には旧国鉄の駅舎板が付けられていたのですが、現在では「JR糸魚沢」という新しいものに変わっています。
1919年(大正8年)根室本線の厚岸-厚床間開業にともない、一般駅として設置。現在の趣きある駅舎は、1950年(昭和25年)に改築されたものです。
(こちらがホーム側。駅舎に塗られていたライトグリーンのペンキは、
上部を残し完全に剥がれてしまっていました)
駅舎は、建具と屋根材や内装の改修のほかは、開業当時(大正8年)の趣きを遺していると言えます。外壁は下見板張り。「門静駅」が真新しくなってしまったので、この駅舎は根室線開業当時をほうふつとさせる花咲線唯一の遺構ともなっています。ホーム側には木板に文字を彫り込んだ駅名板がある。待合室には手荷物取扱いカウンターの名残があります。また、旧駅務室も残されているが、こちらは保線作業の際に使われているようです。(2013年8月、現状を確認)
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくお願いします。