オーストリア皇女として誕生したマリー・アントワネットは、14歳でのちにルイ16世となるフランス王太子と結婚。しかし、1793年に、37歳で断頭台の露と消えます。その短く悲劇的な一生は、歴史上、極めてドラマティックな生涯のひとつに数えられます。今日、ヴェルサイユ宮殿は、マリーアントワネットにまつわる世界最大のコレクションを所蔵しています。本展覧会は、入念に選び集められた200点以上の美術品と資料などを通して、王妃の生涯を一歩一歩たどろうとするものです。確かな審美眼を持っていた王妃が、いかに美術史に寄与したのかも浮き彫りにされます。さらにヴェルサイユ宮殿内にある王妃のプライベート空間「プチ・アパルトマン」の浴室、図書室、居室を、当時の装飾や実際に使われていた家具、映像などとともに原寸大で再現します。マリー・アントワネットに捧げられた展覧会がこれほどの規模で実現するのは、フランス国外では類を見ず、さらに、マリー・アントワネットが生涯の大半を過ごしたヴェルサイユ宮殿の学芸員チームによって企画・監修されるだけに、集大成の意味を持つ展覧会となることは、間違いないでしょう。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、マリーアントワネット展公式HPさまよりお借りしました。
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