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Channel: 「観るだけ美術部」部長のブログ
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[街並み]★ハルニレ通り(恵庭市)

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(恵庭市の「ハルニレ通り」。観光資源に乏しい恵庭市なのですから、
もっと大々的に整備したほうがよいと思います)

★ハルニレ通り(恵庭市)
 このハルニレの木は、1930年(昭和5年)北海道における大規模機械農業を確立させるべくこの地に入植した塩屋牧場の塩屋茂見氏が、記念として庭に植えたものを、当路線沿いに移植し並木道として整備したものです。この塩屋牧場は、開拓者の模範的な優良酪農家として、国の内外を問わず、多くの研究生を受け入れるなどして、多く世に知られてきました。
 しかし、今般の開発及びに道路整備に伴いこの並木道は支障となるとの問題が浮上してきています。しかし、これらのハルニレの木を、開拓者の思いのこもった並木道として残すことは、恵庭市の掲げる水と緑の安らぎプランに沿うものであると考えます。そこで恵庭市は、潤い豊かな緑の残る街を目指し、市民の心の中に残る街路樹として活用いたしました。(一部、文章を改変しました)

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(こちらの案内板。いつ設置されたのでしょうか。付近の住民の皆さんの目に留まっているのでしょうか)

 恵庭市の三角点探査の途中に、こちらの「ハルニレ通り」を見つけました。お世辞にも、この並木が大切にされているようには見えませんでした。片側2車線の交通量の多い道路に沿って、ハルニレの並木が並んでいるのですが、あと何年かすれば、クルマの廃棄ガスによって枯死するのは目に見えています。開拓時代の遺産を残しておきたいなら、このようなものこそ大事にしていかなければならないと感じました。恵庭市民の皆さんの奮起に期待しています。(2017年4月、現状を確認)

イメージ 3
(このあたりは国道のバイパスになっており、交通量は多いです)

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。

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