(伊藤博文 『日本製鋼所』、日本製鋼所室蘭製作所瑞泉閣)
★伊藤博文 『日本製鋼所』
日本初の民間兵器会社として設立された日本製鋼所室蘭製作所は、1907年(明治40年)に設立されました。日本製鋼所室蘭製作所の迎賓館である瑞泉閣は、1911年(明治44年)に東宮(のちの大正天皇)行啓の宿泊所として建てられています。ここで取り上げる書は、瑞泉閣の建てられる2年前の1909年(明治42年)、日本初の軍需工場の視察のためにこの地を訪れた、初代内閣総理大臣で公爵の伊藤博文による書『日本製鋼所』という揮毫が大切に保存されています。通常は非公開ですが、「観るだけ美術部」部長は、瑞泉閣の内部見学が許可された際に、こちらの作品を鑑賞することができました。(2017年8月、現状を確認。なお、2017年11月には「日本製鋼所創業110周年記念展があり、そこでも鑑賞することができました)
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