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[企画展]★山内壮夫 具象から抽象へ 収蔵品展

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★山内壮夫 具象から抽象へ 収蔵品展
 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館美術館、2018年11月28日(水)-2019年1月14日(月・祝)

 山内壮夫は、1907年(明治40年)岩見沢市生まれ。札幌第二中学校の先輩であった本郷新をはじめ、佐藤忠良や舟越保武らとともに新制作派協会彫刻部を創設するなど日本の彫刻界をリードした彫刻家のひとりでした。山内壮夫の作風は、初期のブールデルの影響をうけた具象的彫刻から、次第に抽象的な表現へと変化していき、群像シリーズ、鶴の舞シリーズ、ソンミシリーズなど、様ざまなシリーズで作品を制作していきます。こうした具象から抽象への変化は、建築と彫刻の協働や札幌オリンピック記念モニュメント『飛翔』など数多くのもにゅメンタルな造形へと変化していき、先駆的な役割を果たしていましたが、1975年(昭和50年)に67歳で逝去しました。
 彫刻としての造詣の在り方を追求していた山内ですが、その根底には、母子像や人物群像に見られるような普遍的な愛の姿や、戦争への怒りなどのヒューマニズム(人間性)、人間の本質に対する眼差しが感じられます。本展では、山内壮夫が選考委員を務めた中原悌二郎賞の関係で旭川市彫刻美術館に収蔵された彫刻やデッサンなどの山内コレクションの中から山内壮夫の「具象」から「抽象」への変遷とともに、山内が一貫して持ち続けた人間性への眼差しを紹介します。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館さま(HP)よりお借りしました。

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