(旧相馬哲平邸。豪奢な和風の住宅建築ですが、瀟洒な応接間が付属しています)
★旧相馬哲平邸(函館市)
旧函館区公会堂(重文)の建築に多額の寄付をし、北海道屈指の豪商とまで言われた、相馬哲平の本邸。公会堂や旧北海道庁函館支庁庁舎などが置かれた元町公園に隣接して建っています。黒塀で囲まれ、威厳ある風格を漂わせています。
建物の建築は1908年(明治41年)。木造平屋、一部2階建て。正面には豪華な装飾をあしらったむくり屋根の大きな玄関があります。右側には外壁が下見板張り。窓額縁などに細かな装飾を施した洋風の応接間を備えています。左側には大きな土蔵を構えています。
相馬哲平は、函館貯蓄銀行の取締役や、函館商工会議所の議員も務めたほか、旧函館区公会堂や私立図書館書庫の建設などの公共事業にも多額の寄付を投じた篤志家で、現在の函館の街並みの基本的な部分を造った人物でもありました。
現在は内部が一般公開されています。(2013年9月、現状を確認)
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくお願いします。