★「もうひとつの『阿寒に果つ』 氷の自画像を訪ねて」
北海道立文学館、2019年5月4日(土・祝) 11:00、14:00
渡辺淳一の『阿寒に果つ』(初版1973年)のヒロイン時任順子のモデルとして知られる加清純子(1933年-1952年)は太平洋戦争後の日本社会の反権威世代(アプレゲール)で、デカダンでアヴァンギャルドに時代を駆け抜けた天才少女画家でした。1952年、赤いカーネーションを残して失踪。3か月後、阿寒山中で遺体となって発見されました。享年18。遭難死とも自殺とも言われていますが、真相は明らかではありません。本展では美術と文学にわたる天才少女画家の魅力あふれる表現世界を一挙に紹介する初の試みです。生き急いだ日々の光と影がたゆたうように、止むことのない青春の鼓動に耳を傾けます。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立文学館さま(HP)よりお借りしました。
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