(上村松園 『夕べ(部分)』、1935年ごろ、水野美術館)
★(当館学芸員)「日本画の巨匠たち展 学芸員による見どころ解説」
北海道立旭川美術館、2014年8月30日(土) 14:00
近代は、明治維新に始まる激しい変革の時代でした。揺れ動く時代のなかで、日本画の世界もまた西洋美術の性急な移入にともない、大きな影響を受けたといえるでしょう。画家たちは伝統的な日本画の技法や日本古来の美意識を大切にする一方で、西洋絵画の長所も積極的に取り入れ、時代にふさわしい絵画のあり方を模索します。その道のりは容易ではありませんでしたが、やがて東西の技と美意識が結びつき、それまでにない多彩な美の世界が開花しました。
本展ではこうした近代日本画の流れを、横山大観や菱田春草、上村松園らをはじめとする歴史に名を刻む巨匠から、杉山寧、山辰雄、平山郁夫など戦前戦後に活躍した作家にいたるまで、近代日本画壇を代表する画家たちの数々の秀作を通してご紹介いたします。作品を所蔵する水野美術館は、平成14年長野市に設立され、近現代日本画のコレクションで知られます。同館の選りすぐりの名品を通して、近代日本画の築き上げてきた美の粋を心ゆくまでお楽しみください。
本展ではこうした近代日本画の流れを、横山大観や菱田春草、上村松園らをはじめとする歴史に名を刻む巨匠から、杉山寧、山辰雄、平山郁夫など戦前戦後に活躍した作家にいたるまで、近代日本画壇を代表する画家たちの数々の秀作を通してご紹介いたします。作品を所蔵する水野美術館は、平成14年長野市に設立され、近現代日本画のコレクションで知られます。同館の選りすぐりの名品を通して、近代日本画の築き上げてきた美の粋を心ゆくまでお楽しみください。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立函館美術館さま(HP)よりお借りしました。
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