(峠下駅の全景。国鉄時代の雰囲気を伝える名駅舎です)
★峠下駅駅舎(JR留萌本線)
峠下駅(とうげしたえき)は、留萌市にある北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線の駅です。1910年(明治43年)留萠線の深川駅 - 留萠駅間開通に伴い、開業しました。深川駅 - 留萌駅間においては、唯一の列車交換可能な交換駅となっています。かつては蒸気機関車用の給水塔などの設備も存在したそうですが、現在ではその面影は無くなっています。
(この駅は列車交換の可能な駅です。峠への登りをを前にして蒸気機関車が息を整えた駅舎なのでしょう)
峠下駅は、現在無人駅となっています。駅舎は、構内の南側(留萌方面に向かって左手側)に位置し、下り線ホーム中央部分に接しています。駅舎の外壁は、茶色系の木製板張りで(1枚目の画像)、駅舎内には出札窓口や手小荷物受け渡し窓口が板で塞がれながらも残存しています。無人化後も保線詰め所としての役割が残されており、冬期は除雪担当の保線要員が使用するようです。そのため、舎内は綺麗に管理されています。
(観光地化された恵比島駅とはまた違った、素朴な雰囲気のある駅舎ですね)
いわゆる秘境駅のひとつに数えられているそうです。この駅は深い山あいに位置しており、周辺には民家がほとんどありませんでしたが、秘境駅というよりは、鄙びた雰囲気のよい駅舎という感じがしました。(2012年8月、現状を確認)
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
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